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車のタイヤの空気圧はどのくらいが適正値?セルフチェックの方法も解説!

車のタイヤの空気圧はどのくらいが適正値?セルフチェックの方法も解説!

2023年02月15日
車のタイヤの空気圧はどのくらいが適正値?セルフチェックの方法も解説!

タイヤの面積は車体に対してとても小さいものですが、空気圧が低すぎても、高すぎても、死に直結する重大な事故に繋がります。しかし、乗車前にタイヤの状態を確認する人はほんの一握りにしか過ぎません。

 

当店を訪れるお客様の中には、タイヤの空気圧の適正値さえも知らない方も見られます。今回は、ドライバーの皆さんにぜひ知っていてほしい、タイヤの空気圧について解説します。安全運転のためにも、ぜひこちらの記事をご確認ください。

 

1.車のタイヤの空気圧は低くても高くてもいけない!

ほとんどのドライバーの方が、タイヤの空気が抜けている状態は、パンクを引き起こす危険性があると認識しています。しかし、タイヤの空気圧が高すぎても、車を走行させる時に悪影響を及ぼすことをご存じの方は少ないものです。そこで、空気圧が低すぎても、高すぎても危険な理由をご説明します。

 

1-1.タイヤの空気圧が低いとどうなる?

タイヤの空気圧が低下すると、車輪がたわんだ状態になりますから、走行時の抵抗が増して燃費が低下します。たとえば、指定空気圧が200kpaの車が、50kpa低い空気圧の状態で走行すると、最大で約4%も燃費が下がってしまうのです。

 

さらに、タイヤの空気圧が低い状態は、路面の凸凹した状態に合わせて、ハンドルを取られやすくなります。もしも、路面に大きな溝などがあれば、ハンドリングが不安定になり、大きな事故を引き起こしかねません。

 

タイヤのグリップ力も弱まりますから、突然歩行者が目の前を横切った時に、ブレーキが間に合わない状況も考えられるでしょう。また、空気圧が低い状態で高速道路を運転すると、スタンディングウエーブ現象が生じてしまい、バーストする可能性があり大変危険です。

 

仮に、大きな事故に直結しなかったとしても、ゴムの劣化や車輪に変形が起こり、タイヤの寿命が縮まります。つまり、空気圧が低すぎると、タイヤを交換する頻度が増えるため、車を維持する経費も割高になってしまいます。

 

1-2.タイヤの空気圧が高いとどうなる?

空気圧が高すぎると走行時に、タイヤのセンター部分だけが極端に擦り減っている状態です。そのため、ショルダー部分の溝が規定値だったとしても、センター部分の消耗が早く進んでしまい、タイヤ交換のサイクルが早まってしまいます。

 

また、路面の障害物を乗り越えた際に、タイヤの表面に傷が付きやすくなり、最悪な場合ではバーストに至ります。走行時の衝撃がダイレクトに車内に伝わるため、乗り心地の点でも快適さが損なわれるでしょう。

 

一部のドライバーの間で、「空気圧を高めに設定したほうが、燃費が向上する」との説もあります。しかし、タイヤを傷めてしまったり、劣化が早くなったりしてしまうと考えれば、燃費を最優先するほどの大きなメリットは得られません。

 

2.車のタイヤの空気圧は1ヶ月でどれくらい抜けるの?

一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、ドライバーの皆さんに1ヶ月に1度の空気圧の点検を呼び掛けています。しかし、法定点検の際に空気圧の点検を受けるぐらいで、タイヤのセルフチェックを実施していない方も多いのではないでしょうか。

 

なぜ、月に1度のセルフチェックが必要かと言いますと、なんと車のタイヤの空気圧は1ヶ月で5%も減少するからです。2ヶ月で10%、3ヶ月で15%のペースで空気が抜けていく計算になります。

 

もちろん、1ヶ月間車を利用しなくても、空気が自然にタイヤから漏れ出ているため、定期的に空気圧を調整することが必要です。とくに、扁平率の低いタイヤは視覚では、空気圧が低下していると感じづらいため注意してください。

 

3.正しい車の空気圧の確認方法とは?

正しい方法で空気圧を確認しないと、タイヤの正確な状態が分かりません。そこで、車のタイヤの空気圧をセルフチェックする方法をご紹介します。

 

3-1.車種により空気圧の適正値が異なる

タイヤの空気圧は車種によって異なりますから、運転席側のドアの部分に貼られている「車両指定空気圧」の表示を確認して、自分の車の適正値をチェックしてください。また、空気圧の適正値については、車の取扱説明書にも記載されています。

 

3-2.タイヤが冷えている時に空気圧を点検する

タイヤが温まっている状態ですと、せっかく空気圧を点検しても、通常時よりも20〜30kpaほど多めに空気が充填されてしまいます。高速道路を運転した後ですと、40〜50kpaも高く数値が出てしまう時もあります。そのため、必ずタイヤが冷えている状態で、空気圧を確かめましょう。

 

3-3.エアゲージを用意して空気圧を点検してみよう!

ご自宅で手っ取り早く車の空気圧を確かめたい時には、エアゲージが便利です。タイヤのエアバルブのキャップを外して、空気口にエアゲージを押しつけるだけで、空気圧を測定できます。

 

ただし、エアゲージは誤差が生じる可能性が考えられます。より正確な数値を知りたいのであれば、私ども「長野自動車」で空気圧を測定してみませんか。

 

4.まとめ

空気圧をはじめとするタイヤの状態を確認することは、ドライバーに課せられた義務です。車の点検をしっかり実施しておくだけで、事故に遭遇するリスクを減らせます。

 

プロの整備士に愛車を点検してほしい時や、車になんらかの異常が見られる時には、ぜひ「長野自動車」にご相談ください。皆さんの大切な車を丁寧に整備させていただきます。またタイヤやエンジン部品などについても販売しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

ようこそ
長野晋也

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